大学の正門を入ってすぐの場所に、しばらく前までは写真の掲示がされていました。いつくしみと愛のあるところ、そこに神はまします。典礼聖歌でもあり、いろいろな機会に歌われます。私たちの大学はこの精神を実現できる力を育むため、子供教育、心理福祉、健康栄養、国際教養等の分野の教育を実践し、福祉施設設置運営等の社会活動をしてきました。卒業生、在校生の皆様もこの心を身につけられたと思います。しかし現在の世界を見ると、戦争という暴力、経済を手段にした脅しなど、この精神に反する行動が日々報道されています。人の個性、お互いの慈しみ、平等の尊重を排除すると宣言している政治家もいます。大学で学んだ知力と皆さんの若さで、愛と慈しみに満ちた一人一人の命を大切にする社会をぜひ守り育ててゆきましょう。