special talk特別鼎談

親子2世代の仙台白百合×
加藤学長
Special Talk

親子2世代を通して仙台白百合女子大学
(旧:仙台白百合短期大学)に通う菅原さん親子と、
加藤美紀学長を迎えて鼎談を行いました。
卒業生として、保護者として、在学生として、
それぞれの立場から語られる仙台白百合の魅力と、
変わらず受け継がれてきた想い。
世代を超えて受け継がれる“仙台白百合らしさ”を
ひも解いていきます。

※所属・役職等は取材当時(2025年10月)の情報です
Special Talkメイン画像:左から菅原 円 さん(母)、菅原 愛莉 さん(娘)、加藤 美紀 学長が並んでいる
菅原 円 さん(母)

仙台白百合短期大学 家政科 家政専攻
2001年3月卒業
◇製造業(メーカー)勤務
◇趣味は料理

菅原 愛莉 さん(娘)

仙台白百合女子大学 人間学部
グローバル・スタディーズ学科4年
2026年3月卒業予定
◇2年次に韓国に1年間留学

加藤 美紀 学長

仙台白百合女子大学 第8代学長
グローバル・スタディーズ学科 教授
専門分野:教育学(博士)
◇著作・講演多数

— 進学先として仙台白百合女子大学を選んだ理由は?

愛莉さん

高校生の頃からずっと留学したいという思いがありました。「県内で留学制度がしっかりしている大学」を探していたときに出会ったのが仙台白百合だったんです。支援体制や制度がとても整っていて、オープンキャンパスにも何度か参加したのですが、その時に「絶対ここだ!」と感じました。

加藤学長

高校生の時からしっかりと先を見据えていたんですね。オープンキャンパスで印象に残っていることはありますか?

愛莉さん

留学に関する説明会がオープンキャンパスではあって、先生方や先輩方が体験談を具体的に話してくれました。制度の魅力だけでなく、実際の雰囲気まで伝わってきて、「ここなら安心して挑戦できる」と思えたことが進学の決め手でした。

加藤学長

大学の雰囲気もみなさん重要視されるポイントですよね。ちなみに留学したいと思ったきっかけは、何かあるんでしょうか?

愛莉さん

高校生の頃まで「これだ」と思える、打ち込めるものが自分にはなかったんです。段々と何かに挑戦してみたい、もっと視野を広げたいと思うようになって。小さい頃から外国の文化に魅力を感じている自分に気づいて「じゃあ、仙台白百合の制度で留学してみよう」と考えるようになりました。

円さん

留学したいという気持ちや、その理由を聞いたときに、「ちゃんと自分で考えて決めたんだな」と感じました。私が仙台白百合の卒業生だという話はしていましたが、それだけで選んだわけではなくて、「自分のやりたいことに挑戦できる大学」だと思ったから選んでくれたのは嬉しかったです。

加藤学長

お母様は短期大学時代に家政科に入学されたということですが、どのような理由でしたか?

円さん

それが、私の3歳離れた姉も仙台白百合に通っていたので、気軽に「行こうかな」という感じでした。姉も家政科でしたし…さらにいうと実は私、双子なんですけど、双子のきょうだいも同じ科に入学したんです。仙台白百合はお嬢様学校というイメージが強くてドキドキしましたが、入ってみると親しみやすい人も多く、素敵な出会いに溢れていました。

— 仙台白百合での学びから見つかる自分らしさについて

加藤学長

実際に、愛莉さんは2年生の19歳のとき留学に行かれたんですよね。韓国の名門、ソウルの誠信女子大学校に1年間。お母様から見ても成長されましたか?

円さん

あの1年は本当に大きかったです。凄く変わったなと、大人になったなと思いました!初めての一人暮らしが海外だったのもあって、勉強からご飯、日常生活まで全部心配してたのですが。

愛莉さん

一番最初に韓国語をつかったのが、空港からバスに乗った時でした。その時は問題ないなと思ってたんですが…生活していく中でちょっと怖気付いたりもして。でも店員さんと話す必要があるカフェにあえてご飯を食べに行ってみたり、先生とマンツーマンで話したり。留学して9ヶ月もしたら検定でいい成績もとれるようになって「やってみたらできた」という経験が積み重なっていきました。留学したからには中途半端に終わらせたくないという意地もあり、高校生までの自分からは想像できないくらいやりきる力が身についたと思います。

加藤学長

日本の若者は自己肯定感が低いと言われがちですが、愛莉さんのように自分の魅力を知って、さらに人に認めてもらう経験は大事ですよね。白百合の根底にもあるキリスト教には、一人ひとり神様からタレント(才能)が与えられているという考え方があって、そのタレントを最大限に活かしてもらえるように大学は全力でサポートしたいといつも思っています。

円さん

親から見ても色々な経験を重ねて挑戦し続けてる姿はとっても頼もしいと感じています。仙台白百合は親身になって後押ししてくれる先生や、経済的な支援も手厚くて、心強かったです。休学にならずに4年で卒業できるのも凄く安心でした。

愛莉さん

おかげで韓国では最後までやりきって、フルで単位を取得して、もどってきました。自分のことも前より好きになれて、内面的にも成長できたなと思います。美容や海外の若者の考え方など興味のあることがどんどん出てきて、その後も数回短期海外研修に行ってるんですよ。また来月には台湾に2週間行く予定なんです。

加藤学長

こんなに大学の制度を活用してもらって、学生さんが世界に羽ばたく助けになれて、大学としても誇らしいです。

— 「白百合の価値」についてどんなことを感じていますか?

加藤学長

白百合学園のブランド力というか、社会的評価をいただいているおかげで就職活動の時に凄く印象がいいなと教員目線でも感じることがあります。卒業生も多くネットワークが広いのもあり、充実したキャリア支援や推薦枠がたくさんあるのも強みだなと。

円さん

私が就職活動をしていた時も推薦なんかがあって、今だに白百合を卒業しているっていうと「おっ」という反応をされますね。在学時も先生方から自分をきちんと見ていただけているなと思っていました。

愛莉さん

先生たちとの距離は本当に近いですね。チャレンジしやすい環境も整っているし。他の人からみた「白百合ブランド」は、これから社会に出ていくとより感じるのかなと思いますね。

加藤学長

それにブランド力だけではなく卒業生の心の拠り所でありたいですね。卒業後もふらっともどってきて、母校でエネルギーを汲みとっていただければ嬉しいです。それと愛莉さんの卒業後…2027年に共学になることについてはどんな印象でしたか?

円さん

正直びっくりはしました。ただ、私たちの時代に女子校だったところもどんどん共学になってはいるので自然なことだと受け止めています。

愛莉さん

今は性別はふたつだけじゃないですし、大学の在り方も時代にあわせ変わっていくものかなと感じています。

加藤学長

肯定的に受け止めていただけていて安心しました。「すべての人にすべてとなる」という白百合の原点に立って男女の枠を超えて人間教育を広げていきたいです。時代の要請に応えて建学の精神をよりよく具現化できるかなと思います。これからも見守っていていただければありがたいです。

— 未来の仙台白百合学生に向けてメッセージをお願いします

愛莉さん

「やりたいことが明確にない」という人でも教養が身について、色んな挑戦をしやすい環境なのでぜひ入学してほしいです。先生方との距離もすごく近くて一人ひとりのことを大事に思って支えてくれるので、迷ったらぜひ仙台白百合に…と思います。挑戦したことは絶対自分の役に立ってきます。もちろん、留学を考えていたら本当におすすめな場所です!

円さん

保護者になってからも、良い意味で大きすぎない大学だと感じています。勉強も相談も全部対等に接してくださるので信頼して任せられるし、自分のとき以上に人と人が繋がりやすく、コミニュケーションが多くて、仲が深まりやすい環境が揃っていますよ。

加藤学長

白百合は女子教育のエキスパートですが、その歴史を土台として、今まさにターニングポイントを迎え、これから新たな時代が始まります。学生一人ひとりのいのちが輝くよう大学もより一層努めていきます。
菅原円さん、愛莉さん、本日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。